2008年06月02日

なおこ

今日ご紹介させていただきたいのは

「実験4号」(本&DVD)
小説:伊坂幸太郎さん「実験4号」〜後藤を待ちながら〜
映画:山下  敦弘さん「実験4号」〜It’s a small world〜

実験4号.jpg

てるさんは、ザ・ピーズというロックバンドをご存じでしょうか?
私は、この本を手にするまで、全く存じ上げませんでした。

はる(vo./ba.)、アビさん(g.)、シンイチロウ(dr.)のスリーピースバンド。
1987年に結成され、1997年のツアーを最後に、一旦活動を休止したものの、2002年になって活動を再開。
2007年で結成20周年を迎えた。
2008年4月までに、9枚のオリジナル・アルバムをリリース。
「実験4号」は、6枚目のアルバム『リハビリ中断』に収録された彼らの代表曲の一つ。

だということです。

小説の舞台は、今から100年後、温暖化のため火星移住計画の進んだ地球の「新東京」という田舎町。

お話は、3年前にギターの後藤が、急に火星に行ってしまって、地球に残された二人が、火星からのロケットが到着する日に、空港方面からキャリーバッグをガラガラと引きずってやって来たおばちゃんと出くわすところから始まります。

人口が激減し、町の小学校には、校長兼教諭と、用務員、もうすぐ卒業する子を含めて3人の子どもたちが、寝起きを共にしている有様だし、ロックンロールはジャカジャカという音楽に取って代わられて、誰も見向きもしない音楽となっている時代になっても、ロックから離れられない男たちが、タイムカプセルか何かに残されていたらしい、20世紀のロックバンド、ザ・ピーズのことが載っている雑誌を見つけ、読んで笑ったり、共感したり。
「ロックンロール」というのは、日本語にするとどういう意味か?という問題について、直訳じゃつまらなすぎるから、上手い意訳をしようと試みたり、メンバーの一人が、かつて父親に言われたことばとして、「バンドは絶対解散したらダメだ」という言葉が出てきたり、、、

とにかく、あっという間に読めるくらいの短編ではあるんですが、かなり心がくすぐられます。

映画の方は、その子どもが3人しかいない小学校を描いています。
ダル〜くて、ユル〜い態度の、ものすごい美人 シマ子先生。
長髪を真ん中分けして、ちょっとアブない感じの用務員 小田斬。
もうすぐ卒業して火星に行ってしまうアビちゃんと、下級生のハル、シンちゃん。

40分に満たない映画ですが、見終わったあと、ゆっくり沁みてきます。

http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/jikken4go/



posted by TERU at 18:52| Comment(23) | お勧めの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いずみ

私が中学生の時に、11歳年上の兄に“読んでみな”と渡された本です。

“みえない雲”
<ドイツ  グードルン・パウゼヴァング 高橋ゆみ子訳 小学館>

中学生の私が読んだ記憶では凄く“衝撃的“だった印象が強かったのですが今改めて読むと、世界に起こっている色々な問題を改めて考える機会を貰いました。

遠い国のこと、過去のこと、と片づけないで、考えていく事が沢山あるんだと、思いました。

書かれた背景には、チェルノブイリ爆発事故があります。
著者がドイツでもその可能性がある、として綴った本です。
主人公は14歳の少女。
内容は重く、決して明るいものではないけれど、こういったことにも目を向けていかなくちゃいけないんだ、忘れてはならないことなんだと気付かされました。

追伸:私が持っているのは初版なので添付した画像とは違う本なのですが再版で今売られているのはこちらのようです。

みえない雲.gif
posted by TERU at 18:46| Comment(0) | お勧めの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

なおこ

先日、新聞とテレビで知ったことですが、最近、「蟹工船」ブームが到来しているらしいです。
2年前、30分で読める大学生のための「マンガ蟹工船」というのが出版されたことで、 東京で働く若い人たちにも読まれ、ブームに火が付いたようです。

私は、学生時代に、近代文学の講義で必須だったという理由で読んだ記憶がありますが、 当時は「読まされた」という感覚でしかなく、上っ面しか読んでいなかったなぁ、と反省。
ちょっと勉強し直してみなきゃな・・・って思っていたところに、こんな番組に出会いました。

HBC北海道放送制作 ヒューマンドキュメンタリー
『いのちの記憶〜小林多喜二29年の人生〜』
http://www.hbc.jp/tv/info/takiji/index.html

番組は、美しいけれど厳しい小樽の冬の風景や、資料写真、直筆の手紙などを交え、女優の河東けいさん演じる、三浦綾子さんの「母」を縦糸にして進行していきます。

ごく普通の青年として、恋に悩む姿や、人に対する優しさを示す姿を知り、私は、小林多喜二という人のことを、少しも知ろうとしなかった自分を恨めしく思いました。

むごい死を迎えた彼のデスマスクなども番組中何度か登場し、目を背けたくなるのですが、この日本で、わずか75年前に起きたことなのです。

今日放送の番組は北海道ローカルですが、近々DVDも出るようです。
この番組を作ることになった経緯などは、こちらで詳しく知ることができます。

*白樺文学館 多喜二ライブラリーHP
 http://www.takiji-library.jp/

また、このサイトでは、2007年9月から「マンガ蟹工船」をWEB上で公開しています。
http://www.takiji-library.jp/announce/2007/20070927.html
posted by TERU at 18:43| Comment(0) | お勧めの本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。